【悲報】水族館のサメさん、ふつうに同じ水槽の「イワシ」や「サバ」を食べていた

イワシ２万匹全滅…読めなかった生態系の厳しさ

神戸市の須磨海浜水族園で飼育されていた約２万匹のイワシが、全滅した。もちろん病気でもエサのやり忘れでもない。サメや大型アジに食べられたためというから“なんじゃ、それ？”だ。

　実は…同園ではゴールデンウイークイベント「スマスイのＧＯ　ＧＯ　ＧＯールデンウィーク」の目玉企画として、イワシの群れ“イワシ玉”の８年ぶりの復活を掲げた。「大水槽で他の魚たちから身を守るため群れになって泳ぐ姿は、もはや芸術的なもの」とＰＲ。

　昨年までは不漁が続いていたが、今年は豊漁とあって４月２６日に約２万匹が水槽に入れられた。しかし、異変は水槽に入れた翌日２７日に発覚した。次々にサメや大型アジに捕食され、イワシの減るスピードが当初の予定よりも早かったのだ。結果、見ごろの限界とされていた３０日まで持たず、２９日の夜には全滅となってしまった。そして、３０日までに同園ホームページ上の企画告知からも「イワシ」の文字は完全に消えてしまった。

　サメなどにはイワシの搬入前に冷凍のアジやイカなどのエサを通常の３倍与えていたが、効果は薄かった。地元紙などは「８年前はまだサメが小さく、イワシをあまり食べなかったため、イワシとしばらく共存できた」として、飼育員の「あいつら（サメ）、成長して変わってしまった」という嘆きを報じた。しかし、この早すぎる全滅にはイワシの種類の変更が大きく影響したという。
https://www.google.co.jp/amp/s/www.tokyo-sports.co.jp/social/138390/176amp